皆さん、こんにちは。
アイネットテクノロジーズ 上口裕樹です。
日本では、NISC が毎年2月~3月の期間をサイバーセキュリティ月間と定めていることをご存じでしょうか。
NISC:内閣サイバーセキュリティセンター
私もこの期間にいくつかのフォーラムに参加したり、事例のご紹介などで登壇させていただいておりました。
実はこのサイバーセキュリティ月間の期間中に大きな出来事がありました。
それは、Cyber Security Framework(CSF) が 10年ぶりに改訂されたのです!
CSFとは、オバマ大統領(当時)が政権発足当初からサイバーセキュリティを重要視しており、
大統領令を発布したことがきっかけでNISTより発表されました。
NIST:米国立標準技術研究所
主な項目としては以下、5つを基本として対策を講じるというものです。
今回、改訂された内容としては従来の5つをベースとしつつ新たに、Govern(ガバナンス)という考え方が取り入れられた点となります。
CSFはその名の通り、サイバーセキュリティを中心とした考え方から端を発していますが、この考え方はサプライチェーンや内部統制にも
当てはまることが多いため、項目として新設されたものと思われます。
Govern(ガバナンス)を新設することで、これまで個別の考え方として捉えていたものを、5つのカテゴリ全てに密接に関わることで、
これまでよりも更にガバナンスを意識する必要があります。
改訂が行われたことで、従来の5つのカテゴリについてもいくつか改修が施されています。
NIST:CSF ver.2.0
当社が提供しているSOCをはじめとした様々なサービスについてもCSF の考え方を前提としており、
Govern(ガバナンス)についてはNISTが改訂を発表する前から常に意識をしていた項目なので、特に驚きはありませんでした。
ただし、CSF が改訂されたことで当社の考え方に対して正当性が証明されたものと改めて実感しました。
日々増大する外部/内部への対策について企業の皆様はどのように対策を講じられておりますでしょうか。
CSFについての詳細や、今後の対策についてのご相談などお困りごとがありましたら是非、一度ご連絡お待ちしております。
株式会社アイネットテクノロジーズ
info@inet-tech.jp