こんにちは、MS事業部の柳瀬です。
突然ですが・・・
Compliance という言葉を皆さんはどのような認識を持っていますでしょうか。
最近よく耳にしますよね。
直訳しますと「法令順守(ほうれいじゅんしゅ)」、企業が正しく法令を遵守していることです。
今回のブログは、当社顧問弁護士が「法律家の視点」でコンプライアンスとは何か?
「Complianceとは 〇〇を超える線引き 」とのこと。
例えば、TV業界などは法令の根拠はないですが、”社会”・”消費(視聴)者”・”スポンサー”からの期待に応えるために【放送禁止用語】として不快にならないような番組や広告を打ち出して放送しています。これもComplianceと言えます。
ここ最近「情報漏洩」の事件が多発しているのもご存じでしょうか。
こちらもComplianceの一分類となりまして、その大半が「人の持ち出しによる事件」が占めています。
昨今テレワーク対応の企業も増え、マイナンバーの急速な普及もあり、あらゆる情報への関心が高まっています。そのためリスクはどんどん広がるばかりなのです。
自分は大丈夫だと思う方々や企業が多いのですが、それは一番危険です。
どんな情報にも価値がないことはないということを今一度再認識してみるというのはいかがでしょうか。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、日本の法律というのは、何か事件が起きてから改正されます。
そのため法令を守っているだけでは思わぬ損害が発生してしまうリスクや様々なデメリットが生じてしまうのです。
ですが、このような話は実際各企業担当者の方々は当事者にならないと現実味を帯びないのが正直なところです。
注目するポイントとしては過去の事例の話やその話に基づいて防止する対策に関する方策もセミナー内でお話しておりますが、法令の部分は、わずかしかお伝えしていないというところです。
それを超える手前の部分のセキュリティを重要視する必要があるからなのです。
民法など、法律というのは戦後に作られたものが多いため、直近まで情報資産の概念はありませんでした。
要するに、無形のものを保護するという部分で日本の法律はまだまだ弱いところが多いということなのです。
当セミナーの中で、
「営業の秘密」「個人の秘密」「会社の秘密」などどの情報が秘密になるのか・ならないのかを判断しているかどうか、
その情報をどこまで守るべきなのかと考えている企業が非常に少なく結果大きな問題に繋がっているという事例を多く紹介しています。
専門家の視点から見た「情報漏洩」「営業機密」に関しての理解をより深められる内容となっていますので企業のブランドを守るためにはどのような対策をするべきなのか。
本来のリスクや、実際のリスクに対して企業はどのような備えをすべきなのか。
検討材料の一つになるのではないかと思います。
やはり現代、電子機器などインターネットの普及で情報資産の脅威が急激に拡大していますので企業として万全な体制をとることや、従業員一人一人の認識も底上げするなど自社管理・安全管理・構築体制を高めることが重要なのだと思います。
情報収集の一つとしてお役に立てる内容となっておりますので、ご興味があれば是非ご参加ください。お待ちしております。
参加者の感想》
・情報漏洩が発生した場合の怖さを
感じた
・自社情報のラベル分け
(重要度で分類する/社内で認識合わせする)必要があると感じた
・再発防止するためにはどのような対策を取ればよいか情報収集できた
・従業員一人一人への理解も必要だと知ることができた
・運用化とシステム化の両面でバランスよく対応していく必要があると感じた
・具体的な構築・導入・運用方法が見ることができイメージをつかめました